メーカー:日立
型 名:BW-D8MV (ブランド名:ビートウォッシュ)
製 造:2011年
昨年発売の機種、ドラムではなく縦型です。
ヒーター内蔵で温風乾燥が可能になっています。
仕様はこんな感じです。
定格消費電力のトータルがモーター(電動機)とヒーター(電熱
装置)の合計より低いですが、同時に動作する状況はないよう
にしてあるのでしょうか?
実験時間は約4時間30分(データ取得間隔が16秒)です。
全体
緑の線で区切ってますが、このグラフで3回洗濯しています。
意図したのではなくWatts Up? Proをセットして置いてたら家人
が3回連続で洗濯しちゃっただけです・・・
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共 通:標準コース(温風脱水を使用 ※工場出荷時は切ってある機能)
1回目:洗濯物多、終了後【乾燥】追加
2回目:洗濯物中、終了後【消臭除菌】追加
3回目:洗濯物中、終了後【乾燥】追加
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標準コースの内容と時間はこんな感じです。
<1回目(全体)>
追加した【乾燥】を除くと、約63分になります。
ではもう少し分割してみていきましょう。
1.洗い(グラフ全体で約19分)
【洗い】は8分とありますので後半のピークが150Wを超えてい
る辺りではないかと思われます。
前半は洗濯物の量を計測したり注水、最後の110~120Wの
山2つは排水と推測します。
単純に回すだけではなく強弱をつけたりいろいろとやってるよう
ですね。
2.すすぎ・脱水(グラフ全体で約32分)
【すすぎ】は合計3回(回転シャワー2回、ため1回)です。
説明書に細かい動作説明があったのでそれを基に推測しました。
脱水の最後に460.4Wがありますが、この高い山は【温風脱
水】のヒーターによるものと思われます。
普通の洗濯機で脱水すると洗濯物どうしがひっついて硬くなっ
てると思うのですが、【温風脱水】を使うと防げるそうです。
3.乾燥(グラフ全体で約13分)
説明書には7分+1分になっています。
前後の100W以下の部分を切り取ればちょうどそれ位になります。
4.乾燥 ※追加 (グラフ全体で約13分)
標準コースの【乾燥】のグラフとほとんど同じです。
差異といえば、1400W超えの2つ目(1407.7W)のような山と
最後の山(774.9W)がない事でしょうか。
それよりも気になったのが・・・
わずかとはいえ1500Wを超えています
説明書の 定格消費電力1140W を最大と思って購入した人は
ご注意ください。
※このグラフは16秒間隔です。
グラフでは一瞬に見えますが、一瞬でない可能性があります。
<2回目(消臭除菌部分だけ、約36分)>
バスタオル、ちゃんと洗っていてもカビのような臭いがする事が
ありますよね?
乾いてる時は臭わないのに水気を含むと臭いが気になります。
BD-D8MV にして一番驚いたのがこの【除菌消臭】、カビ臭さが
なくなりました。
除菌消臭だけでもこの製品は買う価値があります
それはそれとして、説明書に『洗濯槽を低速で回転させながら
温風による除菌』とあります。
<3回分を並べてみた>
山のでき方はどれもほとんど同じですが、洗濯物の多かった1
回目(赤線)は【すすぎ】が長くなってます。
【洗い】は8分固定ですが、【すすぎ】【脱水】は洗濯物の量で変
動するようなのでその影響ではないかと思われます。
(洗濯物の多い1回目の時間が長くかかっています)
最後に消費電力量です。
1回目:306.8Wh(標準コース195.1+追加乾燥111.7)
2回目:563.0Wh(標準コース165.9+消臭除菌397.1)
3回目:274.9Wh(標準コース165.8+追加乾燥109.1)
1回目と3回目は洗濯量の差が約30Whとしてでてきています。
2回目と3回目は標準コースの消費電力量がほぼ同じです。
【消臭除菌】と【乾燥】を比較するにはちょうどいい実験でした。
家電の消費電力測定履歴は こちら です。
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