
メーカー:サンワサプライ株式会社
型 名:TAP-255ECO
製 造:2010年 Made in CHINA
見ての通り電源タップです。
スイッチの部分がON状態だとオレンジに光ります。
最近の電源タップにはLEDを採用したものがありますがこれは
一般的なネオン管を採用したタイプです。
実験方法は、何も繋いでない状態でスイッチをひとつずつオン
にして、全部オンになったら今度はひとつずつオフにします。
結果はこちらです。

ひとつONにする毎0.1W上昇、全部ON状態で0.4~0.5W
ですね。
1つのネオン管の消費電力は0.1W以下という事になります。
ところで、ランプレス電源タップというものをご存知でしょうか?
ザ・タップZ(パナソニック)や節電エコタップ(サンワサプライ)
などが家電量販店の売り場で目につきます。
ネオンランプの付いた製品より省エネだという謳い文句なんで
すが・・・そもそも昔は電源タップにランプなんて付いてなかっ
たと思いませんか?
記憶では、ランプによって消し忘れの注意喚起になる点を売り
にして採用するメーカーが増えたはずです。
じゃあランプレスのメリットとされる
ランプによって無駄に消費される消費電力の削減
がどの程度かと言うと、測定結果から考えると0.1W以下・・・
正確に言うと、オン時(通電してる時)しか点灯してませんから
×: 0.1W以下 × 時間
○: 0.1W以下 × ONにしている時間
喧伝するほどの省エネ効果でしょうか?
じゃあランプレス電源タップにメリットは・・・ちゃんとあるんです。
メーカーにとっては・・・ですが
唯一無二の製品でない限り、どんな製品でも発売開始と同時
に値段は下がっていきます。
まして、配線器具なんて技術も関係ないし今や100円ショップ
にさえ並ぶような枯れた分野です。
オープンプライスなんて消費者に何のメリットもない仕組みを
導入してまで値崩れを防ごうとしても効果がないようですし。
じゃあ値崩れを防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
値段が下がる前に新製品に切り替えればいいんです。
でもいちいちコストをかけてたら儲からないし、今更配線器具
に新機能なんて・・・だからマイナーチェンジで目先を変えて新
製品っぽくします。
①抽象的に流行の言葉を使う
例:消費電力をさらにカット!節電を追及しました!
でも具体的な数値は示しません・・・
②さも新しい事のように表現する
例:光らないスイッチを採用!
それ昔からあるただのスイッチやん・・・
他にもカタカナの技術名を付けてすごく見せる手口もあります。
(xxテクノロジーとかって仰々しい名前を付けたり)
ランプレスのデメリットはあるのでしょうか?
そもそもスイッチ付き電源タップは電源を切る為のものです。
必要のない電気製品や待機電力を削減する事を目的としてま
すから、使っている事を常に知覚させ消し忘れを防止すると
いう意味でランプの役割は小さくないと思います。
仮にランプレスで0.1W以下を削減できても、結果的に消し忘
れたらはるかに大きい無駄が生じるわけですよね?
ランプレス電源タップって省エネ?
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