NTEコスモチップST （日本アクアライフ）

この製品は電磁波対策アイテムであって節電を謳ってません。
よって本来ここで取上げるグッズではないのですが、今後の展
開上一度触れておく必要があったので今回ご紹介します。

注：効果の有無は確認しておりません。


◆製品紹介◆
電磁波吸収材のフェライトとコスモメット金属板の組み合わせ
により、電磁波の磁界エネルギーを熱に変換・消費し減衰させ
るメカニズムをもっています。
また、同時にフェライトに混合した天然鉱石から発生するマイ
ナスイオンが身体に快適な環境を提供します。

※NTEコスモチップSTの説明です


◆価格◆
NTEコスモチップ ST：３,８００円（税別）
NTEコスモカード：８,０００円（税別）

※NTEコスモチップＯＡは自社販売しておらず製品も掲載されてません


◆会社概要◆
社名：日本アクアライフ株式会社
設立：平成３年３月
本社：大阪市淀川区東三国５丁目１番３号クカワビル５階
資本：１,０００万円
社員：７名
事業：健康機器・電磁波吸収熱変換チップ・電磁波吸収素材測定器の製造



◆ちぇっく◆
この製品を取上げた理由はがこれです。


両製品は同じもの？


説明にはこのように記載されています（NTEコスモチップ ST）。


要はフェライトの電磁波減衰そのもので広く知られた内容です。
電磁波減衰機能にマイナスイオンは関係してないようですね。

アドバンテスト法による電磁波減衰試験の結果も掲載されてい
ます。
ちなみに、アドバンテスト法というのは試料を間に挿んだ状態
で電界・磁界の受発信を行い試料通過時の減衰を測定する方
法です。

よく勘違いされている方がいらっしゃいますが電磁波吸収とい
うのはあくまでフェライトを通過する電磁波だけです。
『吸収』という言葉で周囲の電磁波を引き寄せて減らすみたい
に思われがちですが周囲には影響を与えません。

貼った場所を通過する電磁波が減るだけです

そういえばマイナスイオンはどこ？

「フェライトとコスモメット金属板の組み合わせ」とありますが、こ
れがマイナスイオンの発生源かと思い調べて見ました。

特許番号：第3085182号［IOMIX］
公開番号：特開平９－２０８２９２
特許権者：美濃顔料化学（株）
発明名称：遠赤外線放射体

内容としては、セラミックス遠赤外線放射材料に、放射性元素
のトリウムを含んだモナザイトという石を混合した構造です。
特許内にマイナスイオンの文言は見つけられませんでしたが、
美濃顔料化学のＨＰを拝見すると

ＩＯＭＩＸ（イオミックス）：遠赤外線・マイナスイオン発生源セラミック

とあるので間違いないでしょう。


という事で基本構造はわかったのですが・・・


は日本アクアライフのＨＰに情報がないので何もわかりません。
そこで販売している内の１社、（株）ネクシアスのＨＰを拝見す
るとNTEコスモチップＯＡの特徴が次のように記載されてます。

電磁波を熱変換し吸収！
　NTEコスモチップＯＡは、電磁波吸収材フェライトの表面に導
　体薄板として炭素鋼をはりつけたもので（特許出願願公開）、
　電磁波の磁界エネルギーを熱に変換消費し減衰させるメカ
　ニズムを持っています。
マイナスイオンを発生！
　ＯＡチップに含有された天然鉱石がマイナスイオンを発生さ
　せ快適な環境を提供します。
（ソース：電磁波対策専門店ネクシアス）

どうやらNTEコスモチップ STとは構造が異なっているようです。


結論から言うと、今ある情報だけで判断するなら同じものと考え
られます（カラーリングと一部デザインが違うだけ）。


節電と関係ないのでアレなんですが・・・

ＩＯＭＩＸ（イオミックス）ですが、「貼るだけで携帯の電池が復活
するシール」として一時期話題になった記憶がありますね。
実際効果があったのかは知りません。

トリウムとはウランと同じ放射性元素です。
微量だし『直ちに人体や健康に影響を与える数値ではない』と
思いますが、マイナスイオンと被爆がセットって健康的かな？

この特許番号第3085182号は（株）フリーラジカル研究所という
会社が自社HPの会社概要に掲載しています。
何か関係あるのかな？


今回は節電を謳っている製品ではないので判断はありません。

【注意】
この投稿は投稿時点の情報を基にした単なる製品紹介であり、取り上げている企業・製品に
関して推奨も否定もするつもりはないので購入は自己判断・自己責任でお願いします。
内容はあくまで個人の主観に基づいたものですので、この投稿を基にした誹謗中傷はくれぐ
れもお止めください。


他の（自称）節電グッズは こちら です。