2014年9月11日木曜日
PVV-G300 (タイガー 電気ポット) ※24時間連続
こちら で一度測定した事のある電気ポットですが、今回はち
ょっと違った趣旨で実験を行いました。
満タン(約2.9リットル)の水を入れた状態で通電して24時間
放置する事で沸騰と保温の消費電力量を測定しています。
実験中ポットの中の水は一切使用していないので最後まで満
水のままです。
実験時間は約24時間です(データ取得間隔は1秒)
こうやって見ると保温の消費電力量が意外に大きいですね・・・
24時間で見ると保温は沸騰の約2倍にもなっています。
この製品は高真空2重瓶構造による優れた断熱性能を謳って
いるのにこの数値、普及価格帯の下位モデルはさらに多くの
消費電力量を保温に使っていそうですね。
ちょっと分かり難いので前半だけを抜き出してみました。
保温時の0~70Wはこんな感じで間欠的な動作になってます。
沸騰時だけを抜き出しました。
保温の一部を抜き出しました。
一定の間隔というわけではなくちょっとバラついています。
温度センサーで管理しながら制御してるという事なのかなぁ?
ついでにもうひとつ、必要な時にすぐお湯を沸かす事ができる
という利便性を売りにした電気ケトルを見かける事が多くなり
ましたが
電気ポットと電気ケトルはどっちが省エネなの?
比較対象として選んだのは、こちら で実験した事のあるコレ
BF203922 (T-fal(ティファール) 電気ケトル)
500ccと1リットルの水を入れて沸騰するまでを測定し、先ほ
どの電気ポット(約2.9リットル沸騰)と比較しています。
消費電力の比較(沸騰まで)です。
電気ケトルは沸騰させるまでの時間が短いですが、消費電力
は電気ポットの約2倍に達しています。
同じコンセントで別の電気製品を使用する場合は注意が必
要ですね。
ちょっと分かり難いので消費電力量で比較(沸騰まで)してみます。
電気ケトルは水の量が2倍になると消費電力量も時間もほぼ
2倍になっています。
まぁ単純に加熱するだけなので当然と言えば当然ですが・・・
沸騰だけを考えた場合は電気ポットが2.9リットルで275Wh
なので効率的に優れている事になります。
今回電気ポットは満水時しか実験できていませんが、原理的
に考えて電気ケトルと同じように水量にほぼ比例した数値に
なると予想されます。
という事でどっちが省エネかというと・・・
電気ポットを電気ケトルみたいに使うのが省エネ
つまり、電気ポットで必要量だけ沸騰させてコンセントを抜くの
が最も省エネと言えそうです。
(あくまで今回使った製品での比較です)
仮にお湯が残った場合でも、電気ポットは構造的に保温性能
に優れているのでコンセントを抜いても電気ケトルより温度を
高く保つ事ができます。
但し、沸騰までの時間で言えば電気ケトルが優位です。
沸騰までの時間は水量に比例し消費電力と反比例の関係に
ありますが、PVV-G300は意図的に消費電力を下げたタイプな
ので時間重視なら消費電力の大きい製品を選びましょう。
但し、消費電力が大きいとコンセントの容量1,500W・ブレー
カーの容量20Aに対して注意しないといけませんョ。
家電の消費電力測定履歴は こちら です。
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