EL/mdT 23W LL （Philips 電球形蛍光灯 100W相当電球色）

メーカー：Philips（フィリップス）
型　　名：EL/mdT 23W LL
製　　造：？(購入は２０１４年４月)　Made in China

ヤフーショッピングのNABI MARTで６６７円＋送料６３０円でした。
（いくつかの製品を一緒に購入したので１個当たりの送料は安くなります）


この製品ですが、日本向けではなくアメリカ仕様の製品を輸入
しているようですね（中国製ですが輸入はアメリカかららしい）。


ケースで輸入してバラしたような梱包です。

ん？

アメリカ仕様なのでメーカーが１００Vでの消費電力を提示して
ないからだと思いますが、２０watts（実測値）って・・・

■仕様■
光束：１,６００ルーメン
色味：電球色
寿命：１２,０００時間
電力：２３W
温度：－２０℃～６０℃

この仕様はアメリカ（電圧１１０～１２０V）で使用される場合な
ので日本（電圧１０１±６V）で使うと若干異なります。
単純に考えると光束と消費電力は下がり寿命は伸びるかな。

ちなみに、１,６５５ルーメンと記載されていますがこれは後継
製品のスペックなので間違いじゃないかな？





ケース部は文字だらけ、というかこれが当然だと思いますよ。
取り付けたら箱は捨てるんだから、本体にメーカー名や製品
名すら印字してない製品って根本的に間違ってる気がします。






ん？




蛍光管の一部に不自然はふくらみがあります。
意図的なものではなく製造時のバラつきでできたようですね。
日本だと検査でNGになりそうな気がしますが性能に関係ない
なら見た目が多少アレでも大丈夫というのは国柄の違い？
（そもそもこの製品中国製ですけど・・・）


温度センサーはこんな感じで取り付けました。




実験時間は約１時間５０分×３回です(データ取得間隔は１秒)


消費電力は公称値２３Wを下回って推移しています。
まぁ当然ですね、最初にも記載した通り公称値はアメリカでの
話（使用電圧１１０～１２０V）なので電圧の低い日本では消費
電力も低くなります。

温度は思ったより低いです。
１００Wクラスなのに最も温度が高くなる蛍光管表面が８０℃ま
でしか上がっていません。


電圧との相関を見てみましょう。


傾向を見る為に３回分全部まとめました。
それぞれを比較すると消費電力と電圧にある程度の相関が
あるようなのですが、１・２・３回を比較するとなんか変です。
消費電力が最も低く推移しているＷ２ですが、電圧Ｖ２を見る
と最も高く推移しています。
という事は、単純に消費電力と電圧に相関があるわけでもな
いという事になります。


照度を見てみましょう。


さすが１００Wクラス、点灯直後でもそこそこ明るいですね。


数値的には公称値を下回っており問題ないと言いたい所です
が、そもそも日本で使う場合の公称値が存在しませんからね。
公称値に対して消費電力を実測するなら光束も実測しないと
ダメなんじゃね？って気がします。

本体にPSEマークはありません。
通販サイトには「この店舗で販売している製品は全てPSE認
可済み」とありますが、そもそも日本向けじゃないのでメーカー
であるPhilipsが対応したはずもなく、この店舗が独自に申請し
たという事になります。
PSEマークと言えばコーナンの偽装表示が話題の昨今、購入
者側で確認できない以上ちょっと不安・・・

店舗の製品説明には「１００～１２０V対応」とあるのですが、
調べた限りPhilipsが１００V対応を謳っている記述を見つける
事ができませんでした。
そもそも日本向けじゃないから謳っているわけもないかな・・・
となると「１００～１２０V対応」は誰が保証してるのか？
（厳密に言えばアメリカは６０Hzオンリーな点も気になります）
単に私の調査不足とかこの店舗がPhilipsから個別に言質をと
ってるなら問題ないのですが、この店舗が独自に保証している
場合は注意が必要です。


否定的な内容ばかり記載しましたが、１００Wクラスで寿命が１
２,０００時間なのにこの価格なら、現状ではLED電球よりコスト
パフォーマンスが高いと思います。
製造メーカーの素性は全く問題ありませんしね。
数値的にも悪くないです。


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