太陽光発電は買取制度のおかげでバブルの真っ最中ですが、
年々競争が激しくなり「それほんとかよ?」と疑いたくなるような
長期保証を喧伝する業者が増えています。
例えばこちらの会社、もともと株式会社MSKという会社でしたが
尚德太陽能電力有限公司(サンテックパワー)
に買収されて日本法人になっています。
社名:サンテックパワージャパン株式会社
設立:
本社:東京都新宿区西新宿3-6-11西新宿KSビル6F
社長:山本 豊
資本:450百万円
事業:太陽光発電モジュールの製造~設置まで
ちなみにサンテックパワーは2001年設立されあっという間に
世界的なメーカーになったかと思えば2012年には破綻して会
社更生法申請・・・太陽光発電バブルを象徴する会社です。
結果的に、サンテックグループの太陽光発電パネル事業子会
社である無錫サンテックパワー社は江蘇順風光電科技社に
引き取られ事業を継続、日本法人は無錫サンテックパワー社
の子会社になりました。
こちらはHPの会社沿革ですが当然そんな事書いてませんね。
中国は経済状態がかなり怪しい雲行き、しかも太陽光発電パ
ネルはダンピング問題もからんで厳しくなると予想されます。
江蘇順風光電科技社だってどうなる事やら・・・
12年で破綻した会社が保証する『モジュール25年保証』って
この会社が25年存続する保証は誰がするの?
あと、注意しないといけないのは25年はモジュールの出力で
システムとしては10年保証です。
仮に11年で故障した場合、モジュールが使えるなら他の部分
だけ交換になりますが選択肢はサンテックだけです。
新規と異なり、他に選択肢がない場合に値段はどうなるんでし
ょうね・・・
ちょっと違うけどプリンター本体が安いのにインク高いでしょ?
高くても選択肢がなければ買わざるを得ないからです。
保証を比較検討する場合は、かならず全体の中で一番短い
保証年数で考えましょう。
短くしているのにはちゃんと理由があります。
ここからは一般論です。
仮に『100年保証』だったとしても、その会社が明日潰れたら
それで終わりです。
債権じゃないから会社が潰れたら『保証』は何もありません。
LED電球の寿命40,000時間よりはまだましですが、行き過ぎ
た長期保証の喧伝に何らかの規制を設けないとどこかの会社
が潰れるたびに被害者が大勢出てきそうな気がします。
エステート24ホールディングスみたいな詐欺は別としても・・・
宣伝する保証年数に応じて一定率の保証金をメーカーから徴
収し、それを担保に企業が倒産した際の救済に当てるような
体制を構築すべきだと思いますョ。
電力ネタ関連は こちら です。
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