メーカー:MARSHAL株式会社
型 名:MAL351U3
製 造:?
簡便な構造ですが縦置きスタンドも付属しています。
横置きはそのままペタンと置くのですが、HDDに振動がダイレ
クトに伝わるので管理人は制振ゴムを敷いています。
好みの問題ですが、LEDが背面なので正面からは動作してい
るのかさえわかりません・・・
ACアダプターです。
出力は12V2Aの24W、HDD1台用としては充分でしょうね。
あまりに出力が小さいACアダプターだとスピンアップ時に超過
するので不安です。
実験に使ったHDDは以下の2つです。
1.WD20EARS-00MVWB0
(Read/write:5.3W、Idle:3.3W、Standby0.7W、Sleep:0.7W、可変(IntelliPower))
2.WD3200AAKS-00B3A0
(Read/write:6.0W、Idle:5.6W、Standby0.9W、Sleep:0.9W、7200RPM)
実験はCrystalDiskMark3.0.3によるベンチマーク、及びその後
アクセスしなかった場合の挙動について確認しています。
では早速結果をご覧ください。
WD20EARS(USB3.0接続)
CrystalDiskMark3.0.3の部分については後述するとして、このグ
ラフからいくつか読み取れる事があります。
まず、HDDのスペックと実測値の差から常時MAL351U3本体が
1.3W消費しているようです。
2回目のスピンアップはHDDの安全な取り外しを実行した為で
すが、その後消費電力が1.3Wである事からも推測できます。
つまり、背面の電源スイッチを切らない限り最低1.3Wは消費
し続けているという事になります。
次に、Idleから約20分で1.7~1.8Wまで消費電力が下がっ
ています。
以前実験したMAL-3735SBK(USB2.0)はスリープ機能を搭載
していましたがこの製品にはそのような記載はありませんので
HDD自体の省電力機能だと思われます。
これは2つのHDDをUSB2.0・3.0ポートに接続した際の比較です。
見易くするためにCrystalDiskMark3.0.3の開始タイミングにあわ
せてグラフ化しています。
矢印部分がHDDの安全な取り外しを実行したタイミングですが、
WD3200AAKSはずっとIdle状態が続いおり、HDDの安全な取り
外しを実行してもスピンアップは発生していません。
WD20EARSの後半の落ち込みはやはりHDDの省電力機能によ
るものでしょう。
CrystalDiskMark3.0.3の部分だけ拡大しました。
Seq実行時はUSB2.0と3.0で1.5~1.6Wの差がありますが、
この差は転送量の増大によってブリッジチップが消費していると
思われます。
橙色で囲んだ部分を見ると常時0.3~0.4W差があるようです
が、これもブリッジチップによるものだと思われます。
転送速度を気にしないならUSB2.0接続の方が省エネですね。
最後に、PCに接続しない状態で電源スイッチを入れてみました。
(WD20EARS)
橙色で囲んだ部分がHDDの初期動作ですね。
その後Idleが続くのですが、省電力機能は作動していません・・・
どうやらPCに繋いだ状態じゃないと機能しないようです。
という事で、ACアダプターの容量も充分余裕があるし、気にす
るほどムダな電力消費もなさそうですね。
ただ、PC連動機能を使うなら初回はPCの電源を先に入れてか
らにした方がいいでしょう。
じゃないとそれまでずっとIdle状態を維持しちゃいますからね。
関連投稿は こちら です。
パソコン・周辺機器の消費電力測定履歴は こちら です。
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