2014年6月19日木曜日
反原発派の「お手本」ドイツ、再生エネより化石燃料依存度が増す結果に
(The New Indian Express.)
脱原発、石炭採掘で太陽光発電施設立ち退き
ドイツは2022年までに国内17基の全原発を停止する予定。
政府は停止する原発分を補完するため太陽光・風力などの再
生可能エネルギーの普及を進めているが、急速なエネルギー
転換は進んでいない。
東部ブランデンブルク州政府は今月3日、電力会社が計画す
る26年以降の褐炭採掘場拡張案を認可した。
火力発電用に採掘場が拡張され、地元住民約5000人に太
陽光による電力を供給してきた発電施設のほか、近くの住民
約800人が立ち退き対象となった。
ドイツでは1990年代、総発電量に占める石油・石炭の割合が
60%近くを占めていたが、徐々に依存を減らして2010年に
は約41%まで下がった。
だが2011年の福島第1原発の事故後に再び割合が増えて
おり2013年は約45%まで上昇している。
一方の再生エネは約24%にとどまっており、メルケル政権は
石炭・褐炭を「当面は不可欠」と位置付けている。
(毎日新聞:2014年06月17日13時01分)
反原発派の主張でよく「お手本」として引用されるドイツですが
、日本のように事故の勢いではなく議論の末に選択し計画を立
てて準備の上で実行する脱原発でさえ実態はこんな感じです。
石炭採掘場の為に数百人の住民やそこに建ってる太陽光発
電所を立ち退かせるとか冗談にしか思えません。
そんなドイツをお手本に、全原発の再稼動を阻止して再生エネ
ルギーで代替できるとか主張している日本の反原発派は
エネルギーなめるなョ!
一応申し上げておきますが私は原発には否定的です、理由は
簡単で他の発電よりもコストが高くなるからです。
別に福島第一原発の事故がなくたって、本当はコストが高いん
ですよ。
とはいえ、おめでたい思考の反原発派には賛成できかねます。
あと、「原発がなくてもエネルギーが足りてる」という主張をよく
見かけますが、理屈として納得できるレベルのものには未だお
目にかかっておりません。
反原発派にはお金持ちの有名人も多いし、廃炉費用を寄付で
集めたらどうでしょうか?
「全額出してやるから廃炉にしろ」なら反原発派以外にも賛同
が得られるかも知れません。
電気代についても反原発派の「お手本」ドイツが参考になります。
ドイツ総選挙と脱原発
ドイツの世論調査では常に約7割が脱原発に賛成だ。
一方で「脱原発のペースが速すぎる」との声も根強いが、これ
は高騰する電気料金が市民生活を圧迫している為だ。
太陽光や風力など再生可能エネルギーのコストは電気料金
に上乗せされるため標準世帯の電気代は上昇を続け、
2003年:月平均50.1ユーロ(約6500円)
2013年:月平均83.8ユーロ(約1万900円)
と10年間で1.7倍に上昇した。
今後は国民の10人に1人が電気代を支払えなくなるとの試算
もあり、8月の世論調査では脱原発による電気代上昇に6割が
反対し「(脱原発の)熱狂が冷めた」(独誌シュテルン)とも分析
された。
(毎日新聞:2013年10月18日00時19分)
まぁ引用が毎日新聞なので全部捏造という可能性もないでは
ないですが、同じように再生可能エネルギーのコストを電気代
に上乗せしている日本はこれからどんどん電気代が上がります。
東日本大震災が原発について考え直す絶好の機会だったの
に、放射脳汚染された反原発派の言動によって『原発否定者
はキチガイばかりだから関わりたくない』という雰囲気ができて
しまって結果的に原発議論が盛り上がらなくなった。
と管理人は思っています。
非常に残念ですね・・・
電力ネタ関連は こちら です。
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