2014年8月15日金曜日

UPSmini500IIB(YEC(ユタカ電機) UPS)



メーカー:株式会社ユタカ電機製作所
型  名:UPSmini500IIB(YEUP-051MAB)
製  造:?(購入は2010年10月) 中国製


こちら で実験したCyberPowerに続く、UPSの第2弾です。

★UPS(Uninterruptible Power Supply) 
 バッテリーを内蔵し、停電時した際一時的に電力を供給する
 装置です。
 停電時でも作業中のデータを保存しPCを正常シャットダウン
 する為の時間を確保する事ができます。
 添付ソフトにより自動的にシャットダウンする製品もあります。



コンセント3口への電源供給と電話線のサージ保護機能を備え
ていますが、PCとの通信がシリアルだけ・・・最近のPCにはシリ
アル端子がないものが多いのでちょっと時代遅れです。
(後継製品のUPSmini500IIBUはUSBになってます)




この製品の特徴は主にこの2点です。


特に購入時に「バッテリー期待寿命7年」には惹かれたのです
が実はこの数値にはあるカラクリがあります。


年中環境温度20℃って日本じゃ無理です

ちょっとインチキ臭い表記なんじゃないかなぁって思います。


スペックはこんな感じ、消費電力に関する記載はありません。


出力が矩形波の製品はPFC(力率改善)機能のある電源を
搭載したPCでは使えませんからご注意ください。


実験内容は4ヶ月程度放置してた製品を単純に充電してるだけ。
シリアル接続のPCがないので添付ソフトが使えなかった為です。
まぁ使えたとしてもこの製品の添付ソフトは貧弱でバッテリーの
充電度合いが確認できないのでどうしようもないですけど・・・



実験時間は約31時間です(データ取得間隔は1秒)。


スペックは完全放電で充電開始して10時間で90%とあります。
実験結果からすると4ヶ月放置してる間にほぼ放電しちゃってた
たようですね。
11.3Wからスタートして徐々に下降、充電完了後は3.6W前
後で推移しています。
停電時のデータ損失リスクへの対価が3.6Wと考えれば、管理
人的には妥当な範囲と考えます。


前半の6時間ほどを抜き出してみました。



最初の10分を抜き出してみました。


一瞬だけ大きく消費電力が大きく下がっていますが、バッテリー
の電圧測定をしてると思われます。
ここで残存容量を確認して充電開始してるんじゃないかなぁと。


UPSは製品自体の消費電力を記載してないものも多いですが、
常時電源を入れっぱなしにするんだから購入者としては重要な
ポイントです。
こういう点をちゃんと表記する製品が選ばれるようになればどの
メーカーも記載せざるを得なくなるはずです・・・たぶん。

あくまで管理人の主観ですが、ユタカ電機はカタログやHPを拝
見する限り製品は悪くないと思います。
ただ、添付ソフトが一昔前というか使い勝手の悪さを感じます。
そういうソフト開発に慣れた専門業者に外注して作り込めばも
っと売れそうな気がするんだけど。
来年には電力小売市場の自由化で停電リスクが高まり需要が
増えると思うのでまだ間に合うョ!


パソコン・周辺機器の消費電力測定履歴は こちら です。


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