メーカー:ラトックシステム株式会社
型 名:RS-EC32-U3RWS
製 造:?(購入は2015年1月) 中国製
以前 こちら で実験した製品の色違いです。
スペックはこんな感じです。
ACアダプターです。
出力は12V3Aです。
今回はHDDも違うメーカーにしてみました。
メーカー:Western Digital
型 名:WD30EZRX-00D8PB0
製 造:2014年9月(購入は2015年1月) マレーシア製
スペックはこんな感じです。
見返してみると前回は淡白な実験内容だったので、ちょっと反
省して今回は詳細な解説にしてみました。
★実験方法
RS-EC32-U3RWSの電源を投入しCrystalDiskMarkを実行しました。
HDD1:HDDを1台だけ接続
HDD2:HDDを2台接続した状態で1台だけ
RAID1
実験時間は約1時間です(データ取得間隔は1秒)
まずは全体を見てみましょう。
電源投入時のスピンアップは
HDD1台:11.2W
HDD2台:25.2W
HDD2台:29.1W(RAID1)
となりました。
RAID1の後半にもピークがありますが、省電力機能でスピンダ
ウンした状態からの復帰です。
10W以下だけ抜き出してみました。
HDDにアクセスがない時は
HDD1台:5.7~5.8W
HDD2台:9.2~9.3W
HDD2台:9.0~9.1W(RAID1)
でした。
PCで「ハードウェアの安全な取り外し」を行うと電源連動機能
により電源がカットされますが、実際には
HDD1台:2.2~2.3W
HDD2台:2.9~3.0W
HDD2台:2.9~3.0W(RAID1)
を消費し続けています。
背面の電源ボタンをオフにしたら消費電力は0.2W以下です。
RS-EC32-U3RWSの省電力機能は一定時間後にHDDをスピン
ダウンさせるのですが、この機能をオンにすると何故か消費電
力が0.4Wほど増えています(赤い丸の部分)。
ちなみに、この機能で「省エネ効果大」を選択するとHDDにアク
セスが1分なければスピンダウンします。
するとスピンアップとスピンダウンが頻繁に発生する可能性が
あるのですが、結果的にHDDの寿命を縮めるという説もありま
すのでご注意ください。
CrystalDiskMark実行部分を抜き出しました。
大体矢印の辺りからスタートしていますが、HDD1とHDD2はほ
ぼ同じ波形です。
HDD2でCrystalDiskMarkを実行してない方のHDDは4W程度を
消費しているようですね。
RAID1だけ波形が異なっているように見えます。
HDD1×2-3したグラフを追加してみました。
やはり波形が異なっているので2つのHDDの動作が微妙に違っ
ているという事になりますが、RAIDコントローラに起因する問題
だと思われます。
前半の違いが顕著で後半はそこそこ類似性のある波形になっ
ているので、連続データによる書込み遅延かな?
同じRAID1でも東芝のDT01ACA300より消費電力が低い結果で
したが、HDDのスペック差がそのまま数値に表れていますね。
DT01ACA300はスピンアップのピークがRS-EC32-U3RWSの定
格を超えるのでHDD2台で使うならWD30EZRXが無難です。
WD40EZRXも試して見たかったけどまだ割高なので様子見です。
関連投稿は こちら です。
パソコン・周辺機器の消費電力測定履歴は こちら です。
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